現在の化粧品業界について
現在の化粧品業界は、一つの革命に遭遇していると感じている。それは「アンチエイジング革命」とでも呼ぶべきものだ。皮膚再生を柱としたアンチエイジング化粧品の潮流の中で、旧来型の化粧品文化は陳腐化しつつある。
旧来型の化粧文化とは?
旧来型の化粧文化とは、いわゆるスキンケア化粧品文化だ。つまりビタミンやミネラルなどの皮膚栄養成分を補給することでスキンケアしようとしたり、植物由来成分を塗布することで皮膚に刺激を与えて活性をもたらそうとしたりする考え方をさしている。結論から言えば、いくら栄養や刺激を与えても、肌にコラーゲンやエラスチンが戻ってくることはなかった。EGF(上皮細胞再生因子)という革新的な成分が登場して、ようやくそれが可能となった。EGFが化粧品業界に大きな革命をもたらしたといってもいい。
アンチエイジング革命とは?
アンチエイジング革命とは、「真の機能性化粧品」が求められる時代がきたということだ。ごまかしが通用しない時代と言い換えてもいい。消費者が化粧品を選択する時、その化粧品に皮膚再生成分がどのくらい入っていて、自分のコラーゲンやエラスチンをどれだけ増やしてくれるのかを見極めるようになった。
機能性化粧品の時代に求められる化粧品の条件は?
「ナノ」というキーワードがいっそう重要性を増しているということだろう。再生成分はEGF、FGF、IGF、TGFなどさまざまあるが、必要とされるところに届かなければ十分な効果は発揮できない。その意味で「ナノ化技術」がとても重要なのだ。繰り返しになるが、消費者は、化粧品にストレートに「機能性」を求めるようになっている。だからこそ当社では、EGFなどの細胞再生成分をナノ化した状態で直輸入し、各原液を何%配合しているかという濃度を明示した原液として提供するということをしている。
消費者が機能性を基準に商品を選べるように
EGF等をわずか1滴配合しただけでも、EGF配合クリームやEGF配合化粧水と表示されているのが化粧品広告の現状。消費者が機能性を基準に商品を選ぶ上で、こうした点がまぎらわしさの原因となっている。機能性を基準に化粧品を選んでいただくうえで、当社のサービスが必要とされている。
それから、アンチエイジングということを考える時、もう一つ忘れてはならない視点がある。アンチエイジングというのは皮膚を若返らせたらそれで終わりではないということだ。人は人の年齢を肌のハリやツヤだけで判断するわけではない。人間は五感のすべてを使って総体として判断を下す。肌が若くても顔立ちが若くなければアンチエイジングとはいえない。アンチエイジング時代だからこそ、プチ整形化粧品の重要性が増しているといえる。細胞再生化粧品で皮膚を若返らせ、プチ整形化粧品で顔立ちを変える。これがアンチエイジング時代の化粧法といえるだろう。
EGFをはじめとした細胞再生化粧品と、顔立ちを変えるプチ整形化粧品を併用することが大切
プチ整形化粧品は、細胞再生化粧品の効果を十分に引き出す上でも重要な役割を果たしている。細胞再生化粧品は確かに、コラーゲンやエラスチンなど皮膚の接着剤役を果たす物質を増やす働きをする。ただ、限度がある。お年を召した高齢の方がいくら接着剤を増やしても、そもそも細胞間の距離が離れすぎてしまっていては十分な効果を上げることはできない。そこでプチ整形化粧品が大きな役割を果たすことになる。
プチ整形化粧品はいわば透明のコルセットを顔にはめるようなものだ。プチ整形化粧品の透明コルセットで顔立ちを変えるとともに細胞間の距離を狭め、そこに細胞再生化粧品を使用すれば、相乗的な効果が期待できるというわけだ。繰り返しになるがスキンケアの時代は終わり、アンチエイジングの革命がやってきた。「機能性」というキーワードの重要性が増したこの時代に、我々が何を提案できるのかが、改めて問われている。